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2007年4月29日 (日)

小さな幸せ

仕事帰りに、渋谷から電車に乗った。 ギュウギュウ詰めが嫌だから一台待って座った。 発車間際になって、薬の袋を持った80代と思しき おじいさんとおばあさんが駆け込んできた。 ちょっと離れていたけれど「どうぞ」と席を譲った。 おじいさんが座った。 おばあさんの前には、「中学一年生になりました。」と絵に描いたような女の子が 大きな荷物を二つ持って座っていた。 数秒間 あたりにはその子の中の葛藤する思いがエネルギーとなって伝わってきた。 「どうぞ」とその子がおばあさんに席を譲った。 満員でギシギシしていたそのあたりのエネルギーがフッと和らぎ、それまで無表情だった 周りの人たちが微笑みだした。 隣のインド人っぽい男性も。 OLも。 みんな。。。 おばあさんは「荷物が沢山あるんだから、いいわよ。」と言ったが、女の子は「イイエ、いいんです。」と言って荷物を肩にかけた。まだ、饒舌に語れない不器用さが より一層、暖かい何かを運んでくれた。 途中、おじいさんとおばあさんは、お礼を言いながら降りていった。 二つ席が空いたので、「荷物が沢山あるのだから、座れば?」と勧めると、はにかみながら「いいです。。」と言って首を振る。 そこに、後から乗ってきた若い女性がスッとこしかけ、化粧を始めた。 女の子は女性を見つめていた。 

降車駅に着き、女の子と目があった。 お互いに笑みが浮かぶ。 私は、改札に向かった。 少し先で、女の子がブラブラ歩いていた。 「乗り換えるのかしら?」と思ったら、振り向いて、また目があった。 微笑みあいながら会釈した。 足取り軽く女の子は次のホームへと歩いていった。  重い荷物によって乱れたポニーテイルとジャケットがより一層、彼女を彼女らしく見せていた。

その子が、周りの私たち大人の心を少し溶かし、張り付いた無表情を笑みに変えたことに気づく日が来るのかなー? 二度と会えないかもしれないけれども、ほんの短い時間だったけれども、素敵な時間だった。

山本ユキHP

2007年4月26日 (木)

エジプト4日目その1

4日目はアブシンベル・アスワンへ飛ぶ。 モーニングコールは何と午前1時半! 4時半出発の飛行機に乗るのだ。 いくら早起きの私でも。。。  しかし、空港に着くと人が沢山いて盛り上がっていた。 空港内にアメリカ系コーヒーの店があったので購入したが どこかが違う。。

飛行機は、まずアブシンベルへ向かう。 カイロよりかなり南に位置するため 早朝でも暑い! とにかく暑い! しかも早朝なのに凄い人! ゾロゾロと音を立ててバスから降りてアブシンベル神殿に向かう。

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ラムセス2世と3つの神にささげられた神殿。真ん中の四角い枠の中にある小さい像は「ラーホルアクティ神」(太陽神ラーとオシリスの息子ホルスの2神が集合したもの) 何だかパワーのあるものはすべてつぎ込む力!力!という感じ。

内部には、毎年2月22日と10月22日に朝日が差し込み、照らし出される4つの像(左からプタハ神、アメン・ラー神、ラムセス2世、ラーホルアクティ神)がある至聖所がある。

右端にいる人の大きさと比べるとこの大きさが伝わるかしら?

とにかく想像を絶する光景に圧倒されるが、睡眠不足の体にこの暑さは辛い。   

この神殿は、アスワンダムが作られるとき、水没する恐れがあったため、現在の場所に移築された。 この大きな神殿を約1000個の断片に解体して組みなおしたという。 空港でその作業をするDVDを流していたが、それはそれは大変な作業。 しかし、今の時代に、こうした偉大な建造物を目に出来る幸せは これを作り上げたり、移築に携わった多くの人々の努力と底力から来るものだと頭を下げずにはいられない。(しかも、季節的にももっと暑い時期の方が多かっただろうから。。。)  しかし、あまりの壮大さに感動し、このDVDを買って帰ったのだが、写らない。。。 何だかわからないけれども、PCでもデッキでも写らない。「このディスクでは再生できません」と出てくる。。 とても、悲しかった。 空港のおじさんは善意の人だと信じたい。。(しかし、次回は買わないぞ!)

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隣には、ラムセスの王妃ネフェルタリのために建てられたハトホル神殿があります。 大神殿に比べると小規模だが、下のほうに写っている人と比べると、それでもまだ大きい。 ハトホル神が宇宙人の顔みたいに見えるのは私だけだろうか? オスマンさんに言ったら、「そうですクァ? 牛に見えますね」と言っていた。。

山本ユキHP

2007年4月21日 (土)

ashes and snow

先日、「ashes and snow」とかいてある、小さな写真集をいただいた。 開いてみると、そこには言葉を失うような世界があり、一枚一枚に神の息吹が聞こえてくるようなそんな写真集だった。

早速、お台場にある「ノマディック美術館」というコンテナで作られた移動美術館に足を運んだ。 勿論、お供はK太。

エントランスの床は、生の木で出来ており 歩くと何となく懐かしいようなギシギシいう音が聞こえてくる。 電車オタクのK太には、そこは線路や敷石の世界に繋がったらしく 電車の世界と巨大な和紙に刷ってある写真は 彼の目にどのように写っていたんだろうな? と頭の中を覗いてみたくなり、「ゾウの前で少年が本を読んでいる」写真の前にたたずんでいるK太に「何しているんだろう?」と聞いてみたら 「英語のご本を読んであげてるんだよ。」と言っていた。

先日、新聞に茂木健一郎が「ダヴィンチ」について語っていた、たしか「彼の絵は、彼の宇宙の表現」と言うようなことだったが、 この写真の中には 誰の目にも明らかな言葉など必要のない「神々を内包した宇宙」があった。

すべての人の中に、その人の宇宙があり 様々な表現があり すべてが違っていて、だからこそ人間は生まれてきたのかな? 大いなるものに思いを馳せずにいられなくなった。

ashes and snow

山本ユキHP

2007年4月19日 (木)

母親ホルモン

この4月から、姪と甥が小学校と幼稚園にあがることになり、一方を私が送り迎えをする。 勿論私は、電車やバスを乗り継がなくすむ甥の幼稚園を担当することになった。 幼稚園の送り迎えなんて数年ぶり。。 毎朝、K太に「お化粧しなくてもいい?」と聞いている。 だって自転車なんですもの。。 必ず毎朝「今日、幼稚園行きたくない。。」と言い出す甥に様々な手を使い、どうにか毎日送り届けている。 行くのが嫌だと言うくせに、帰りはとっても饒舌に「今日は先生がK太のお名前呼んでくれたよ!」等と喜んでいる。 (よく聞けば、出席を取っただけらしい。。) 毎日少しずつ、小さなことを習ってきて、「今日はお母さん座りと、お父さん座りをやったよ!」等と言っては、それを披露してくれる。 自分の子どもが大きくなった今、 その小さな手を握り、キラキラした目で見上げられながらお喋りに耳を傾ける幸せ。。。 あまりに幸せで「母親ホルモン」が再出したらしく、ここ最近、私は「手の込んだ料理」を作りたくなり、「煮物オンパレード・コトコト煮込む料理」等、最近食卓に並ばなかった料理が並んでいる。

今日の帰りはK太の機嫌が悪くどうしたのだろう? と思っていると、夕食のときに「どうして今日ホールに来なかったの?」と涙を拭いていた。(あー可愛い!!) そうなのだ、今日はお母さんの交通安全指導があったのだが、既に、何回も聞いているので「まぁいいか。。」と帰ってしまったのだ。。「ゴメンね、K太! 明日の保護者会は絶対出るから!」 と ウルウルしながら約束する、叔母であった。。

山本ユキHP

2007年4月15日 (日)

エジプト3日目 その2

アレキサンドリアの街を移動している途中に、赤い軽トラックが横の道からフラフラと出てくるのが見えた。 運転手のおじさんは横を見ているにもかかわらずそのまま車を進め、案の定、私たちの乗っているバンにぶつかった。 どう見たって、赤い軽トラック(どうやら消防車らしい)が悪いが、運転手は、車から降りて 我が運転手アハマドさんに文句を言っている。 偶然にもそこは警察署のまん前で、次から次へおまわりさんが出てくる。 見てないくせに証言をしている人まで出てくる。 ガイドのオスマンさんに「大丈夫ですか?」と聞くと「そうとう良くないです。。」といって、扉を開け放したまま車を降りていった。(「閉めていってよー。」と車内の声) 事故の当事者の証言に飽きた警察官や見物人は(全部男性)今度は、私たちの乗っているバンに注目を始めた。 乗っているのはアジアの3人の女性!(一人は結構年だが、、、)なので、次から次へとやってきては声をかけていく。 エジプト3日目にして、「とりあえず女性には声をかけておく。」というこの国の男性の方向性には慣れていたので、「無視,無視。」とお互いに声をかけあい車の中で、待つこと数十分。 暗い顔で二人は帰ってきた。 それからのアハマドさんは、車を止めるたびにその場に居合わせる人に、自分の不幸を頭を抱えて語り、最初は「アハマドさんて友達がおおいのね。。」と思っていたが、どうも初対面の人にまで語っている。その数、十数人。。 そのうちに私たちは「アハマドさん また語っているねー。。」と遠い目でその様子を見守る。 それからの車内は携帯電話の嵐! そのたびにエジプトポップスのタンタタンタタラッラ~がなるので、今でのその音が耳に残っている。 あとから聞いた話によると、アハマドさんは契約によって自分でその車の修理をしなければいけないそうで、その落ち込みようも納得がいった。 

アレキサンドリアまでは、飛行機を使うよりも車の方が効率的ということで片道3時間という長時間、行きはオスマンさんのいつ止むとも知れぬ、冗談とも説明とも付かぬおしゃべりに仕舞には相槌も打たなくなり寝たふりをする3人であったが、帰りは、あまりに落ち込む二人に声もかけられぬ3人であった。(といってもバク睡していたが、、、)

カイロも近づいたあたりで、オスマンさんはふとガイドとしての役目に気づいたようで、急に饒舌になり、「どこか行きたいとこないですクァ?」(かの発音がクァになる)と気遣ってくれるので、「では、貴金属を見に行きたい!」とのリクエストを出し、連れて行ってもらった。店内にはザーッと貴金属が並び、今までは受身体制だった私が戦闘体制に入った。 最初は付き合っていた二人の娘も仕舞には「オスマンさん寝ちゃっているよ。」「店じまいの準備しているよ。」と私の交渉にあきれ始めた。 仕舞にはクラクラするほど素敵なオーナーが出てきて、交渉が始まったが、値段が決まったときオーナーは笑顔の一つも見せてはくれず去っていった。。。

026 これは博物館に展示されている宝飾品の数々。とても素敵!

山本ユキHP

2007年4月12日 (木)

エジプト3日目 その1

車でアレキサンドリアへ。

何しろカイロの街は物凄く渋滞している。 しかし、ここを抜けると砂漠が広がり車は一気に加速する。 最近は警察の探知機が付いていてスピード違反を摘発されることが多くなってきたようで運転手のアハマドさん(エジプトはアハマドさんとムハマドさんがやたらと多い)は何度かスピードを緩めていた。

カイロの街を少し離れたあたりで、近代的なガラス張りの建物群が次々に見えてくる。 エジプトのシリコンバレーと言うらしい。 建物と言う建物にはどこかにピラミッドが施されていて、それが砂漠と太陽の光に映し出されてとても綺麗だった。 マイクロソフトのあの人もやってきたらしい。 これを見て、またまた「家にもピラミッドを。。。」と強く願う。

アレキサンドリアは、地中海に面し、とても美しく「どこかに似ている。」せいなのか、とても懐かしく感じた。

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元アメリカ大使館の建物をそのまま使った国立博物館は、とてもこじんまりした博物館ながら、展示の仕方がとても洗練されていて美しく、ギャラリーのようだ。 しかし、どんなに洒落た博物館でも、トイレはエジプト風?アラブ風?で水洗コックだと思って、お尻を洗うホースをひねってはいけない! 誰かさんのように頭からびしょぬれになります。。。

クレオパトラが過ごした場所に建つオベリスクが一本だけ残っている。 ここは街中にある小高い山のようになっているが、現在、周りの地域は貧しく何だか寂しくなってくる。(縦に取った写真を横にするのはどうするのだ? わかる人がいたら教えてください。。。)

アレキサンドリア大図書館へ。 ここの図書館は予定になかったが アブミナ観光をせずにまわってもらった。 地中海から吹き上げてくる風がとにかく素晴らしく 現在はとてもモダンな建物になっているが、その地にあるエネルギーは深く、時が刻まれている。 貴重な資料は残っていないにしろ、先人たちが遠方からこの地を訪れ、学んでいったその足音が聞こえてくるようで、立ち去ることが困難だった。

図書に入れる時間は、なぜだか午後3時からだが、大勢の子どもや学生が1時過ぎから入り口付近でドアが開くのを並んで待っていた。

040 右の写真は、図書館の道路側の塀(?)様々な国や時代の言葉が刻まれている。 日本語もあった。 ちょっと要塞のような感じだったがカーヴがとてもきれい。

山本ユキHP

2007年4月 8日 (日)

エジプト2日目

前日は、夜中にホテルに着き 2日目は朝から晩まで 耳から出そうなほどピラミッドを見て歩きました。

なんといっても No1はクフ王のピラミッド! 車が近づいただけでグォーッとエネルギーがやってきて、石棺の近くでは「こんなパワーは生まれて初めて!」な体験でした。 ペットボトルの水を石棺の縁と中に置き比べてみると、石棺の中の水のほうがどう持っても密度も重さも勝っている! イヤー凄かった。 次女はそのエネルギーに無口に。。。 長女と私は超ハイテンション! 時差ボケも一気に吹き飛ぶパワー&体中の細胞が活性化して、翌朝のお肌の調子は最高でした! 「我が家にもピラミッドをつけようかしら。。。」と真剣に考える親子です。。

(しかし、すべてのピラミッドのエネルギーが素敵なわけではなく、「アカン」といってすぐさま穴をよじ登った所もありましたが、、、)

下の写真は、夜に行われるギザのピラミッドの「光と音のショー」左の写真では、クフ王のピラミッドの中央に巨大なオーブがあるのがわかるかしら?(日本で絶好調だったデジカメが壊れたので、急遽エジプトで購入した「フジ」のデジカメで撮影。使い方が良くわかっていないので 綺麗に見えるかなー?)

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山本ユキHP

2007年4月 5日 (木)

エジプトより無事帰国

還ってきました!(の字がふさわしい気がする。。)

物凄く 濃い時間を味わってきました。 あまりに濃すぎて、まだちょっと日本に帰ってきた現実についていっていないけれども、精神面とは別にしての旅行もものすごーく楽しかったので、そちらの方はすぐにでもアップしていきますね!

メールの返信が遅れた皆様、ご予約の連絡を下さった方申し訳ありません。 順次お返事いたしますので今しばらくお待ちください。

山本ユキHP

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